邪悪さに巻きつく毛糸

私は、自分は情に篤いが、反面、実に我田引水な性格なのではないかとよく思う。
家族や友達がすごく大事だ。
だけど、そのほかはどうなろうが知ったこっちゃない。
恋愛においても、同じ感覚だ。
私の女友達(この場合、男友達は含まれない)以外の、 世界中のすべてのカップルよ!別れてしまえ!
と、こうしてひとり身の時期はつねに願う。
シェンロン来ないかなぁ。
と、青空に両手をかざす日々。ボール探してないくせに。
ぎゃ!
そうこうしていると、もうすぐバレンタインではないか。
なおさら邪悪な願いに拍車がかかるというもの。
別れてしまえ、バレンタイン当日に!当日の朝に!

しかし、本音は「羨ましくってたまらない」
イベント好きな私は、バレンタインにもやはり並々ならない情熱を注ぎたいところだ。
それなのに、今年はチョコレートをあげたい人もいないのだ。
悲しい現実。塩辛い現実。

しかも恐ろしいことに、この時期、手芸屋さんでは毛糸玉をセールしたりしているのだ。
何だ、あれか?
バレンタインに合わせて、手編みのマフラーを編ませようって魂胆か?
私だって編みたい。想いを編みこみたい。
でもあげる相手がいないのでは用はない。
「はいはい、すみませんねぇ、手芸屋さんよう」と、 苦々しくワゴンを横目で睨んで歩いていた。
けれど、あまりにお得だったので、買ってきてしまった。毛糸玉。
色はモスグリーン。
いつの日か恋人ができたときに、マフラーを編んでいる時間があるとは限らないでしょう?
そう、今のうちに編んでおくのだ。
そして何食わぬ顔で、「あなたのことを想いながら編んだの」 なんて可愛らしいことを言ってプレゼントする。
私ってば計画家。

と思いつつも、
そんなこと画策しているから恋人ができないんだ。とか、
その「いつの日か」って本当に来るのか?マフラーが虫に喰われる前に。とか、
いろいろ懸念材料は残っているけれど、まぁよしとしよう。
編み物、けっこう好きだし。マフラーしか編めないけど。
冬って編み物がしたくなる。
こうして「結局、乙女なんだね、私って」というところに落ち着くのだ。

2004年1月27日

新撰組の時間

先日、『その時歴史が動いたスペシャル〜新撰組』→大河ドラマ『新選組!』第1話→映画『御法度』 という、実にめくるめく新撰組タイムを過ごした。
なんて楽しい時間でしょう。
そんな新撰組の時間が、これから週1で確実に、私の日常生活に組み込まれるのだ。

大河ドラマ『新選組!』
監督・キャスティングともに、これまでにない大河ドラマの登場を感じさせて、 「私の2004年は新撰組の年になるのね」と放送開始を心待ちにしていた。
幕末激動の物語がこれほどまでに人を魅了するのは、そのドラスティックな時代のうねりであろう。
信念を持った人間は強い。
それぞれにとっての「正義」を掲げ、同じ日本の未来を想う者どうしが相反してぶつかり合う。
あぁ、激動!誠!御用あらため!
「時代に翻弄されるとは、こういうことを言うのね…ふぅ」と、 現代社会に生きる私は幕末志士たちの生き様に想いを馳せるのである。
まだ第2話までしか放送されていないが、これからぐんぐんと話が展開していき、 今までにない新撰組像を見せてくれるに違いない。

日曜日の夜、私は浅葱色の心でテレビの前に座っている。

2004年1月22日

書(るるぶ)を持って、旅に出ようC

「なまはげ」になってみたい。
それが、乙女のささやかな願望であった。

民俗行事として全国的に知られる秋田県男鹿半島の「なまはげ」
「泣ぐ子はいねがぁ」「怠げ嫁はいねがぁ」
重要無形民俗文化財にも指定されている、長い歴史と文化に育まれた風習である。
私は一度でいいから、この目でなまはげを見たかった。
「恋人と一緒に行きたいところ」リストに、秋田県なまはげ館と書いていたくらいだ。
念願叶い、昨年の正月、大学時代の友達3人となまはげ館を訪れる機会に恵まれた。
残念ながら恋人とではなかったが、同じゼミで、同じ学問領域にベクトルが向いている友達と 一緒というのが最良だったと思う。
もし恋人が民俗学などにまったく興味関心がないとわかったら、けっこうがっかりするだろうし。

なまはげ館は実に楽しく、乙女3人でわいわい施設内を見て回ってはしゃいでいた。
けっして広くない施設だったが、私たちは何時間もそこにいたと思う。
60体もの(各地区でそれぞれ異なっている)なまはげが立ち並んだステージはまさに圧巻。
しかも生なまはげが施設内を練り歩くという演出まであるのだ。
いきなりのなまはげ登場に、幼児でなくともおもらしする可能性大である。
そして目玉は、その名も「なまはげ体験コーナー」
なんと!なまはげのお面や衣装を着ることができるのだ。
私たちはとっかえひっかえ赤や青のなまはげに扮し、記念写真を撮りまくっていた。
お面をつけているのだから、もう誰が誰だかわからないのだが。
血のりがついた出刃包丁(木製)を持ちつつ、片手でピースをしたおちゃめななまはげ。

私はできることなら、なまはげに就職したかった。
しかし。
悲しいことに、なまはげになることができるのは「男性」のみなのだ。
そりゃそうだ。
乙女にあんな重低音のうなり声は上げられない。
あぁ、でも私も泣く子を捜したい。怠け嫁を叱りたい。
鬼の面をつけ、出刃包丁を振り回しながら、人々を追いかけ回したい。
いつかこのジェンダー差別を乗り越えて、立派ななまはげになれる日をつかむぞ。
そう秋田の雪に誓った22歳の正月であった。

2004年1月20日

書(るるぶ)を持って、旅に出ようB

昨年乗船した豪華客船は、本当に「豪華客船」だった。
船といえば、小学校の修学旅行で乗ったフェリーくらいしかなく、 よもや船内で宿泊なんて初めての経験であった。
3泊4日、すべて船内泊だったのだが、施設が充実しており飽きることはなかった。
ダンスホール、シアター、レストラン、カフェ、バーラウンジ、カジノ、スポーツジム、 プール、大浴場…まさに「動くホテル」
一般庶民の私は、きょろきょろしながらうろうろしていた。

さて、どうしてそんな豪華客船に乗ることになったかというと。
有閑マダム方のダンスパーティーのお相手と、初心者マダムへのダンス講習会の インストラクターとして依頼されたのだ。
給料は支給されなかったのだが、参加料ひとり30万円というツアーに、 たった5万円で参加できた。わーい。
こんな機会はめったにあるものではないと、飛びついたのだ。

毎夜、0時までダンスパーティー(私ったらシンデレラ?)で、 足がクタクタになったけれど、上流階級の生活をかいま見られた気がする。
部屋をちらかしたままにしていても、メイドさんが日に2度掃除してくれるし、 レストランではつねにレディーファースト。
テーブルまで導いてくれ、椅子を引いて座らせてくれるし、料理は女性から先に持ってきてくれる。
私が泊まった船内部屋は一等室ではなかったが、身の回りことを何もかもやってもらって、 私は自分がすっかりお金持ちの人間のような気持ちになった。
そのままの気分で陸に上がりそうになったから、危ない危ない。
豪華客船マジック、恐るべしだ。
今でも夢(睡眠中)に見ることがある。
あぁ、しかし。
私の小市民人生、もう二度とあんな生活を送ることはないのだろう。

2004年1月19日

書(るるぶ)を持って、旅に出ようA

私はあまり自分から積極的に出歩く方ではないのだが(家にいるの大好き)、 一昨年の暮れから、例年にない頻度で旅行に行っている。
そんなにお金持ちじゃないのに、なぜか機会が巡ってきて。

2002
 年末道楽の旅・沖縄
2003
 正月なまはげに出会う旅・秋田男鹿半島
 豪華客船の旅・和歌山
 ダンス講習会・仙台
 オレンジペコーと異国情緒を満喫・神戸
2004
 正月マタギ飯を食す旅・青森嶽温泉

これらのうち、沖縄と和歌山と仙台はダンス関係で行ってきた。
沖縄は「長い間がんばってくれてありがとう、これからもどうぞよろしくね」という ダンスの先生夫妻のご好意で、家族旅行に連れていってもらったのだ。
諸費以外、ただで。飛行機代もホテル代も食事代も。
ありがたやー。
16年間、練習が厳しかったり悔しかったりして泣いたときもいっぱいあったけど、 がんばってきてよかった。

東京より西(南)に行ったことがなかったから、沖縄に着いてまず感じたのは 「日本列島って長い!」ということ。
例えば、気温。
12月のこの時期に、一桁にならないなんて!
冬=雪の東北乙女にとったら、まさに「異国」だった。
そして、海。
東北の海のイメージと言ったら、火曜サスペンス劇場で犯人が自白を始めるあの崖である。
冷たい突風と白くしぶきを立てて岩肌にぶつかる波。
そんな海と本当にどこかで繋がっているのか?と疑問に思うほど、沖縄の海は南国だった。
冬にサーフィンをしている人がいるということが衝撃だったもん。

2泊3日、楽しい旅だった。 しかし旅先でよく思うこと。
「ここも素敵な街だけどよう、やっぱりオイラの住むところじゃねぇな。
オイラは東北の人間…豪雪と塩っからい物が恋しいぜ。」
(大幅な誇張を含む)

2004年1月18日

書(るるぶ)を持って、旅に出よう@

年が明けてすぐ、正月2〜3日と、大学時代の友達とふたりで温泉一泊旅行に行ってきた。
本当はもうひとり、一緒に行く予定の乙女っ子がいたのだけれど、 残念なことに風邪を引いてしまって来られないことに。うーん、無念!
(いつでも待っているから、また機会つくろうね。友よ)
ちょうど1年前も、この大学メンバー3人で温泉旅行に行ってきたのだ。
今後も恒例になれたらうれしい限り。
誰かが結婚やら何やらになったら、そろって遊びに行くことが難しくなるだろうからね。
あーん、それって寂しい。

今回訪れたのは、青森県の嶽温泉というところ。
いいお湯だった。体ぽかぽか。
「温泉、是みな美肌効果あり」の信念で、年末の不摂生で荒れたお肌に熱心にしみ込ませてきた。 乙女度上げないとね。
雪が吹雪く中の露天風呂は格別だったし、旅先で見る箱根駅伝というのも、なかなか風流があった。
乙女には食べきれないほどのごちそうも大満足。
朝食にだって、正月仕様としてお雑煮やおなますもついてきたのだ。
時間を贅沢に使ったお正月でした。

温泉っていいよね。
将来お金持ちになったら、我が邸宅に温泉を引こうと思う。
みんな入りに来てよいぞよ。
その名も『乙女湯』
乙女ちゃんは格安でどうぞ。
え?そりゃあ、お金取るよ。
そんなことしないと、お金持ちになれないじゃん。
千里の道の一歩から。ナイルの賜物。
あ、男性はハンサムさんのみで。
私が番台に座っていますから!お婆ちゃんになっていたとしても。

2004年1月17日

こんにちは2004年

ようこそ新年。はじめまして新春。
今年も『ヒナウタ』と私をよろしくお願いします。
多少のおっちょこちょいや失敗や、更新の滞りはどうかおおめにみてくださいね。
むしろ「微笑ましい」くらいに思っていてください。
よろしくお願いします。

さてみなさん、「今年の抱負」はもう決めましたか?
目標を持って生きるというのは大切なことです。
ただダラダラと過ごしてはいけません。
我らは人間なのです。
日なたぼっこに夢を抱いてばかりはいられないのです。
忙しさや雑事のせいで日常に埋没しそうになるけれど、新年を迎えたこの時期こそ、抱負を語るに適した機会はないはず。
そこで「去年の抱負」を振り返る。

@自立の心を持つ(生活においても、恋愛においても)
A親・兄弟を大事にする(暴力や意地の悪い口撃をやめる)
B知らない人についていかない(防御策)
C英語の勉強をする→目標を定めた方がいいか?
D公共の場では、妥当な判断・言動かを考えてから行動に移すようにする
E社会構成員としての一般的な優しさ・思いやりを持つ
 →自分の世界と常識的世界をきちんと区別して認識して生きる

昨年1年は、けっこうがんばった方だと思うけどなー。
犯罪に巻き込まれなかったし。(B)
家族に頭突きやヒップアタックなども極力しないようになったし。(A)
でもCはまったく手をつけられなかったので、反省。
@も怪しいが、1年前と比べると、少しだけど確実に前進しているように思う。
DとEは、今後も末永く留意していきたい。
今年も引き続き、こんな抱負でやっていこう。

2004年。
みなさんと私に、大小様々な幸せがいっぱい巡ってきますように。

2004年1月6日

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