祝・155着

先日、題詠マラソン2005を参加者中155番目で完走した。
昨年に引き続いての参加であった。
途中、うち30首ほどを『アニメ短歌』や『文豪短歌』のコンテンツに 加えるという若干姑息な手段を取ったが、無事に詠い終えることができてよかった。
今年は締め切りまでの日数を逆算して、「1日1首」を目安に確実に投稿していくことを心掛けた。
合言葉は、「計画性と統制心」
実際の生活習慣や性格があきれるほどまったくそうじゃないので、題詠マラソンだけは、と毎年決意しているのだ。
具体的な目標設定は江崎グリコのお菓子ビスコ並みに、人を強くしてくれると信じて。

さて、今年の自分の投稿歌100首を見返してみると、どうだろう、昨年よりは 「見切り投稿歌」が少なかったのではないかと楽観的観測に立ってみたり。
見切り投稿というのは、いったん詠んではみたもののどうにもパッとせず、かと言って 新たに詠み直す気力が足りずに(時間はあっても)、推敲不足のまま「えいやっ」と投稿してしまうことを指す。
2004年版では3分の1は「見切った感」が残ったのだが、今年はそれが4分の1程に減ったような気がするような気がする。
これは難しいと個人的に思ったお題も、昨年よりも少なかったかな。
例えば、「021:うたた寝」「029:ならずもの」「037:汗」「042:官僚」「047:大和」などが難しかった印象がある。
あ、けっこう多かったや。えへへ。
難しかったというのは、自分だったら自主的に詠み込むことのない単語という意味で。
基本的に、漢字一文字であればいくらでも熟語を作ることができるので問題ないと思うのだが、ひとつの単語として 提示されると、なかなか自分の頭の中でイメージを短歌に定着させるのが大変だった。
ちなみに、「047:大和」で詠った
>全国のイニシャルJの人々よ大和大路でジェンカをすべし
の「イニシャルJの人」というのは、加藤治郎先生を思い浮かべて詠んだものだ。
ジェンカのJでもあるのだけど。

あとは、「016:たそがれ」「040:おとうと」といった、ひらがな表記のお題も曲者だ。
「たそがれ」は、私はどちらかと言うと漢字で「黄昏」と表記したい。
また、「おとうと」はなぜ漢字ではなくひらがな表記なのかを、一首の中で理由付けなくてはならない。
それはうまく行ったかどうかは判断が難しいが、私の詠んだ「おとうと」が実弟ではないことは確かだ。
>おとうとと小さな声でおやすみを囁きあってここは金星
こんな殊勝な弟じゃあないもの。

師走にふと振り返ると、未来に投稿した短歌が約10首×12ヶ月で計120首、そして+題詠マラソン100首があるわけだ。
量がすべてじゃないけれど、コンスタンスに短歌をつくり続けることはとても大切なことだろう。
日頃、「計画性と統制心」の欠けている人々(私)のために、題詠マラソンにはぜひ来年も開催していただかなくてはならないのだ。

2005年10月30日

追記A

9月30日の記述で書き忘れていたこと。

ラーメンズの話。
『爆笑オンエアバトル/ラーメンズ篇』に収録されているコントも、他のDVDと同様にどれも面白い。
『読書対決』はエスプリ満載だし、 『日替わりラーメンズ』はふたりの関係性が垣間見られたような気持ちになって楽しく、『にっぽん語』は言葉の本質に迫る というラーメンズの真髄を見せてくれる。
けれど、その中でも私が特に好きなのは、
・なわとび
・ひよどり兄弟
・ゲーム
である。

『ゲーム』に、私は青春を思う。
過去に置き去りになった青春の大部分と、それでも今に引き続いている青春の一部分。
それは仲間との関係だったりするのだけど、ちょっと角田光代の小説の世界にも通じるところがあるのではないかと 私は睨んでいる。
でもちゃんとすっごくふざけているのだ。(もちろん、いい意味で)
そしてハッチョダンスが見られるしね。
あれはいい踊りだ。
このハッチョダンスもそうだけど、『なわとび』『ひよどり兄弟』にも共通しているポイントは、ずばり歌。
小林さんの歌の巧さと片桐さんの個性的な声には、いつ聴いても魅了される。
歌詞がこれまたとてもいい。
鏡餅の歌なんか最高だ。
メロディラインの不思議な郷愁感も忘れてはならない。
帝王閣ホテル応援歌然り、怪傑ギリジンの路上ライブ然り、金部のテーマソング然り。
これら以外にもたくさん、おかしくて素敵な歌がある。
ハインリッヒーズの歌(『男女の気持ち』収録歌)なんて、名曲中の名曲だろう。
失恋した女性の心情を見事に映している。
観客の印象に強く残り、なおかつ愛唱性の富んだ歌の数々。
それもまた、ラーメンズの抗いがたい魅力のひとつなのである。

2005年10月9日

追記@

9月29日の記述で書き忘れていたこと。

『水曜どうでしょう』の話。
並みいる名作傑作企画の中で、私がもっとも好きなのは(今まで見たうちで)、『対決列島』だ。
北海道からゴールである鹿児島県に至るまでの各地で、甘い物の早食い対決をするという企画である。
これは長編旅紀行なので、どうでしょう初心者には敷居が高いかもしれないが、 長い分だけ、見終わった後はまるで自分も一緒に列島を縦断したような気持ちになる。
この一体感は、私の中で『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに匹敵するかもしれない。
対決列島テーマソング『自動車ショー』(小林旭)が流れるエンディングでは、自然に手拍子をしていたくらいだ。
どうでしょう未経験者の方々は、「甘い物早食い対決をなぜわざわざ列島縦断しながらやるのか? 果たして、それが面白いのか?」と疑問に思われるかもしれない。
これがもうおかしいったらなく、背景がまた面白い。
語ると長くなるので割愛させていただくが、「企画のばかばかしさ」「無計画ぶり」「出演陣の話術の巧みさ」 「意図しない波乱に満ちた展開」「平成の怪物」「後半のぐだぐだ感」「そしてラストの奇跡」といった、 どうでしょうの魅力の要素が満載の素晴らしい企画なのだ。

もちろん、その他の企画もそれぞれかなり面白い。
枚挙にいとまがないとはこのことであろう。
私は塾で社会科を教える際、岩宿遺跡(群馬県)が出てくると、必ず『どうでしょうゼミナール』で 登場した語呂を生徒に唱えさせている。
生徒は「何それ、すごいうけるんだけどー」と笑いながら、ノートに書き記していく。
他の講師に知られたら何となくまずいような気がして、羽美先生はこっそりと「はい、もう一度」と ささやいている。

2005年10月8日

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