曲がり角の角度

ときに、日本国の26歳以上の女性にお伺いしたい。
「あなたはいつお肌の曲がり角を曲がったと実感しましたか?」と。

私は今年、26歳になった。
その誕生日付近、目に見えて、指に触れて、はっきりとお肌の曲がり角を認識したのである。
お肌の曲がり角の分岐点となる年齢については諸説があるが、私はこれまでも「こりゃ曲がったな」と思って、 それぞれの年齢を生きてきた。
しかし、そんな曲がり角は全然、曲がってなんていなかった。
本物の曲がり角は、25歳と26歳の境に突如として出現したのだ。

まず、洗顔後のお肌の感触が違うことに気がついた。
乾燥しているというのでも、弾力が弱くなったというのでも少し違う。
質そのものが変化したような感覚を覚えた。
@化粧水→A保湿液という洗顔後のお手入れが、さらにB乳液をつけなくてはいけなくなった。
そうしないと、これまでのお肌の質感をキープできなくなったのだ。
わかりやすいように、誕生日の前後一週間の出来事。
曲がり角の角度は実に急だった。
それまで曲がり角だと思ってきた角は、緩やかなものだったのだろう。
誕生日後、ひゅっと急いで後ろを振り向いたら、曲がり角はもう遥か向こうに見えなくなっていた。
おそろしい、おそろしいよ、お時間様(©ラーメンズ)。

ここでさらにおそろしい説を聞いた。
お肌の曲がり角の次は、シミの曲がり角があるらしい。
第一の関門は、27歳。
一足先に27歳になった友達(私は三月生まれなので)の今のところ全員が、「ついにシミができた」と嘆いている。
目元や頬骨のところにできやすいそうだよ。
どうしよう。

私は元来、面倒くさがりなので、普段、化粧をしないで生活している。
まるっきりの素っぴん。
眉毛も整える程度で剃っていないので書かないし、口紅もメンソレータムで終了。
化粧自体は乙女度が上がる作業だから、楽しいし好きだ。
けれど、どうせダンスで汗をかくのだからいいや、化粧をする10分15分があったら、その分寝ていたいと思ってしまう。
そりゃあ、朝顔の観察日記なんか書いてられなかった小学生はこんな大人になるだろう。

もうこれは、意識改革が必要だ。
今度迫り来る曲がり角に対応するためにも、社会人のたしなみとしても、私はそろそろネバーランドを卒園しなくてはならない。

2006年6月13日

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2006年06月


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