そよぐ

立ち寄りしその漁師町その匂いその海鳥その猫その拒絶

呼びあって振り向きあって踏み切りのあちらとこちらで姉妹がそよぐ

ねえ今は廃線だろうね 妹のズボンの尻に蝶々の刺繍

七月の蜜とおもえば全身に夕立浴びて腐る紫陽花

海沿いに車を停めてふたりして蝸牛とならん夜明けの瞬間

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